1950-03-29 第7回国会 参議院 本会議 第34号
これに鑑に、参議院としては、院議を以て本件の真相……(「議長は公平だから大丈夫だ」と呼ぶ者あり)究明につき緊急万般の努力を拂い、且つその処置について断乎たる方針を以て臨むよう強く政府に勧告するの要を切に痛感し、賛成するものであります。(拍手、「紙芝居だ」「もつとやりなさい」「何のために政府に頼む、頼む必要はないではないか」と呼ぶ者あり)
これに鑑に、参議院としては、院議を以て本件の真相……(「議長は公平だから大丈夫だ」と呼ぶ者あり)究明につき緊急万般の努力を拂い、且つその処置について断乎たる方針を以て臨むよう強く政府に勧告するの要を切に痛感し、賛成するものであります。(拍手、「紙芝居だ」「もつとやりなさい」「何のために政府に頼む、頼む必要はないではないか」と呼ぶ者あり)
而も事の重大性に鑑み、政府に対し、本件に関する真相究明につき、緊急万般の努力を拂い且つその処置についても断乎たる方針を以つて臨むよう、強く勧告する こういうようなものを出す前提として、そういうプログラムで仕組まれている一連の文書から、これは大体私が繰返し言つておるように、二大国家間にわざと摩擦を起すためのものだと考えざるを得ないのだと思う。
潔癖性というか、その習癖がここに現われて来て、今中野委員が指摘しておりましたところを申しますと、「緊急万般の努力を拂い且つその処置についても断乎たる方針を以つて臨む」と、真つ向から大上段に振りかぶつておるのであります。果してその大上段に振りかぶつた結果、そこに振りかぶつただけのものがあるならば、いいのです。それが立証されるならば……。
その点と「而も、事の重大性に鑑み、委員会としては、政府に対し、本件に関する」、この「本件」というのは私はもとより徳田球一書記長の証人としてのあの「本件」と同一だろうと思うのでありますが、違えば大変重大問題でありますが、「本件に関する真相究明につき緊急万般の努力を拂い」政府にそれを要求する。それから「断乎たる方針を以つて臨む」こういうことは何のことですか、私はもう余りくどくは聽きません。
○中野重治君 どうもよく分らんのですが、その次にも「而も、事の重大性に鑑み、委員会としては、政府に対し、本件に関する真相究明につき緊急万般の努力を拂い且つその処置についても断乎たる方針を以つて臨むよう、強く勧告するの要を痛感するものである。」こういう嚴めしい文句が書いてありますが、それは北條君の言われたような、あの際徳田証人が、徳田証人の言葉によれば、愚劣な問いに対して腰を低くして答えなかつた。